第52話「バーミリオンの死闘(後編)」


○ シーン1 モーツァルト 交響曲第40番 第3楽章

 バーミリオンの戦いは乱戦状態になっており、ラインハルトとヤンはそれぞれ 戦線の収拾を計った。

陣形の再編を済ませたヤンは速攻に転じる。

○ シーン2 ブルックナー 交響曲第7番 第3楽章

 ヤン艦隊の速攻に合わせてラインハルトは作戦に従った防御陣を敷く。 ヤン艦隊はラインハルトの防御陣を突破するが、 それは幾重にも敷かれた防御陣の1枚にすぎなかった。

○ シーン3 BGMなし

 冗談口を叩き合うポプランとコーネフ

○ シーン4 ブルックナー 交響曲第7番 第2楽章

 4月29日、攻勢に転じてから3日目、ヤン艦隊は既に帝国軍の防御陣を 8個突破していたが、ラインハルトの防御陣はまだ尽きる様子がなかった。

しかし、ユリアンは帝国の作戦を見抜いた。

○ シーン5 チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 第3楽章

 帝国との戦いは艦載機同士のドッグファイトになっていた。 ヤン艦隊の空戦術を研究した帝国軍の優位に展開する。

○ シーン5 チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 第1楽章

 帰還したポプランの元にコーネフ戦死の報が入る。

○ シーン6 ドボルザーク 交響曲第6番 第1楽章

 帝国軍の第9陣を突破したヤンは一端後退し、小惑星帯に紛れこむ。 その行動をラインハルトは訝しがる。

○ シーン7 ワーグナー 交響曲 第3楽章

 ラインハルトはヤンの攻勢に対するのに24段に渡る薄い防御陣を用意していた。 しかし、ヤンはいま小惑星帯に後退し、さらにそこから1万の艦隊を左翼に振り向けてきた。

○ シーン8 マーラー 交響曲第2番 第4楽章

 ラインハルトは出撃してきた艦隊が本隊であると判断し、全軍をそちらに振り 向ける。カード状に配置されていた防御陣はすべて合流し、同盟軍に向かう。 しかしそれはおとりの艦隊で、ヤン艦隊の本隊はその隙にラインハルトの本隊を突こうとする。

 急遽反転し、ヤンの本隊の行動を阻止しようとする帝国軍の各艦隊。 ヤン艦隊の中央部を圧迫し、ヤンの艦隊は崩れたかに見えたが、 それは完全な包囲陣を作るためのヤンの詭計であった。 帝国艦隊の後方をおとりを務めたマリノの艦隊が遮断し、帝国軍は包囲陣に取り込まれる。

 ヤン艦隊の砲火がブリュンヒルトを捉えようとしたとき、 ミュラー艦隊が来援しラインハルトの窮地を救った。

○ シーン9 ドボルザーク 交響曲第6番 第4楽章

 ミュラーが最初に戦場に到着したのは、ミュラーの攻略しようとした リューカス星域の補給基地の指令官コクランが一戦も交えずに降伏したためであった。 星域の鎮圧のための時間が短縮できたことでミュラーは他の艦隊に先駆けて参戦できたのであった。

○ シーン10 マーラー 交響曲第3番 第1楽章

 ミュラーの来援によりモートン率いる艦隊はその行動を阻まれ、モートンは戦死する。 一方、ヤン艦隊に包囲された帝国艦隊はミュラー艦隊と呼応して包囲陣を着き崩そうとする。 それに対して、ヤンは帝国軍の砲撃の集中するポイントの包囲網を故意に開く。 崩れたポイントに向けて外と内から帝国軍が殺到し、ヤンはそこに向け砲火を集中させる。

○ シーン11 エンディング イントロ

 ミュラーの旗艦リューベックも被弾するが、ミュラーは旗艦を替えて指揮を続ける。 しかし、ヤンは新たな計算の元に戦線を再構築し、ついにラインハルトの乗るブリュンヒルトをその射程に捉えようとしていた。


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